RSウイルスと感染症胃腸炎

最近風邪等が流行っておりますが、皆様体調はいかがでしょうか?

うちはひどい状態で、
まず10ヶ月の下の子がRSウイルスになり、
ようやく治ってきたと思ったら、次は3歳の上の子が感染症腸炎に、
そしてすぐ、下の子と家内も感染症腸炎に・・・という状態です。
今の所私は普通の風邪をひいているだけ(?)で済んでます。

そこで今回、RSウイルスと感染症腸炎についてまとめてみました。

・RSウイルス

特徴
主に乳幼児の間で冬季を中心に流行する感染症です。
乳幼児において大変重要な感染症で肺炎の原因ともなります。
1歳までに約半数が、2歳までにほぼ全員が感染すると言われています。
RSウイルスはその後も感染を繰り返し、成人になるとかぜ症状のみですむことがほとんどです。

主な症状
発熱、鼻水、咳など
乳幼児では、上気道炎から下気道炎に進展して細気管支炎や肺炎を発症し、
入院治療を必要とすることがあります。
乳児患者の10〜40%が下気道炎を起こすと言われています。

特に初めての感染が症状が重くなりやすく、
うちの子は座薬を入れても38度越えの発熱で、気道炎にもなりました。
しんどさで水分も取りにくくなるようですが、
かろうじて少しずつは取れていたので、入院はまのがれました。

治療方法
特異的な治療法はなく、対症療法となります。
(必要に応じて気管支拡張剤、去痰剤などが用いられ、酸素投与を必要とする場合もあります。
呼吸困難、全身状態により入院治療が必要となることがあります。)

感染予防

手洗い(帰宅時・食事前・遊んだ後など) → 流水とポンプ式石けんで30秒洗う
手指のアルコール消毒
など呼吸器症状のあるときは、マスクの着用(咳エチケット)
患者の触れた物品(おもちゃなど)の清潔保持・消毒 → アルコール消毒効果あり
部屋の換気 → 1時間に1回、短時間でも窓を開ける
※年長児や成人は、RSウイルスに感染していても症状が軽く
気づかないこともあるため、咳などの呼吸器症状がある人は、
マスクや手洗いを心がけ、乳幼児への感染防止を心がけましょう!



感染症腸炎(ウイルス)

福知山では分かりませんが、丹後・与謝野の方では保育園等から大流行しているようです。

特徴
ロタウイルスノロウイルスによる胃腸炎は、一年を通して発生はありますが、
ピークは冬季に見られます
ロタウイルス・腸管アデノウイルスは、乳幼児に好発します。
ノロウイルスは、大人でも発症し、冬季以外の季節でも見られます。
ノロウイルスは、少ないウイルス量で感染します。

主な症状
吐き気、おう吐、下痢、腹痛です。
軽い風邪症状の場合もあります。
子供ではおう吐が多く、大人では下痢が多い傾向にあります。

治療方法
ノロウイルスに効果のある抗ウイルス薬はなく、対症療法となります。
※尿量が少なくなるなどの脱水症状に注意して水分補給を充分に行いましょう。
脱水症状がひどい場合は医療機関を受診しましょう。

感染予防
手洗いが必要な時 → 調理前、食事前、トイレ後、帰宅時、おう吐物処理後、オムツ交換後など
正しい手洗い方法 → 流水と液体石けんを使用し、石けんを十分泡立て、
手のひら、手の甲、指の間、親指をしっかりと洗いましょう。
洗った後は、タオルの共用は避け、個人のタオル又はペーパータオルで拭きます。

ノロウイルスの消毒

次亜塩素酸ナトリウムによる消毒】※家庭用の塩素系漂白剤など
調理器具などは、十分な洗浄後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)に浸して消毒しましょう。
環境(トイレ、ドアノブなど)も消毒しましょう。
金属に使用した場合は、10分後に水拭きします。(液に金属腐食性あり)
【加熱による消毒】
まな板、包丁、食器、ふきんなどは、熱湯(85℃以上・1分間以上)で加熱消毒しましょう。

おう吐物の処理やオムツ交換で注意すること

使い捨てのマスク・手袋(2〜3枚)、エプロン(使用後に消毒)を使用します。
処理する時は、窓を開け換気します。
乾燥しないうちに処理しましょう。(乾燥すると空中に漂い、口に入ります。)
おう吐物は、消毒薬(塩素濃度 1,000ppm)と水で拭き取ります。
オムツはすぐにビニール袋に入れ、消毒薬(塩素濃度 1,000ppm)に浸し、密閉します。
次亜塩素酸ナトリウムで消毒できないものは、熱湯(85℃以上・1分間以上)に浸けるか、
スチームアイロン(汚染したところを85℃以上・1分間以上の加熱)なども利用できます。

次亜塩素酸ナトリウムの薄め方(原液濃度5%の場合)
塩素濃度 200ppm(0.02%)
500mlのペットボトルにペットボトルキャップ約半分(約2ml)の原液と水500mlを入れます。
塩素濃度 1,000ppm(0.1%)
500mlのペットボトルにペットボトルキャップ軽く2杯(約10ml)の原液と水500mlを入れます。



という事で、どちらの治療も特に薬は無く、対症療法になります。
感染してしまうととても大変なので、なるべく感染しないよう予防を心がけ、
健康に気を付けていきたいものです。


山口

引用:京都府中丹広域振興局健康福祉部 感染症の知識 No1、No2



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