陰翳礼讃

最近ではデジタルブックなどといった便利なツールがありますが、
僕は、もっぱら紙をめくる派です。
本は手で紙をめくったほうが著者の思いが伝わりやすいと誰かが言ってたような…。

最近割と時間をかけてゆっくり読み解いてる本があります。⤵️

古そうな本ばかりですね...

住宅はデザインや性能など、どんどん次世代へと様変わりしていってますが、
この書籍はそちらかと言えば、日本の建築。の原点回帰に近いものかもしれません。

特にこの「陰翳礼讃」は、日本的な美意識について、谷崎潤一郎が自邸を建てる時に
綴った内容が素直にかかれていると思います。まだ途中までしか読めてませんが。


少しwikiで紹介⤵️
『陰翳礼讃』(いんえいらいさん)は、谷崎潤一郎の随筆。まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本の美の感覚、生活と自然とが一体化し、真に風雅の骨髄を知っていた日本人の芸術的な感性について論じたもの。谷崎の代表的評論作品で、関西に移住した谷崎が日本の古典回帰に目覚めた時期の随筆である。

陰翳礼讃
西洋の文化では可能な限り部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消す事に執着したが、いにしえの日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで陰翳の中でこそ生える芸術を作り上げたのであり、それこそが日本古来の美意識・美学の特徴だと主張する。こうした主張のもと、建築、照明、紙、食器、食べ物、化粧、能や歌舞伎の衣装の色彩など、多岐にわたって陰翳の考察がなされている。この随筆は、日本的なデザインを考える上で注目され、国内だけでなく、戦後翻訳されて以降、海外の知識人や映画人にも影響を与えている。

といった内容です。
陰翳の中から美の本質を見る。といった感じでしょうか。

本文より、一文。

人はあの冷たく滑らかなものを口中に含む時、

あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、

ほんとうはそう美味くない羊羹でも

味に異様な深みが添わるように思う。

⤴️確かに…そうかも…。

fukuyama


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